2006-06-01

レコードの傷から聴こえる自然界の中で人間が最も欠いている部分

生(なま)の威力って凄いですよね。
同時にパフォーマー側からすると実力がモロにでて、とても恐ろしいんだろうとおもいます。

言わば、生(なま)でみる花火に比べたら、テレビでみる花火てうんこやし。
マライヤ・キャリーや宇多田ヒカルに耳もとで唄われたとしたら、きっと「どうにでもしてくれ~」ってなる(笑)。

生(なま)の威力が凄いその理由として、
オーディエンスとの間に織り成す間(ま)、コール&レスポンス とか色々あげれるけど

それらはすべて空気の振れ(気の流れ)にあるとおもう。

当然、優れたパフォーマーとは「気」を感じる力が高い人、或いは、「気」をうまく利用できる人を指します。
もしかしたら現代人の多くは、この「気」を軽く考えるようになってしまったんじゃないでしょうか?
この「気」を「自然界の法則」って言い換えてもいいかもしれない。

自然界の中で人間が最も欠いている部分だと感じます。


そうした「気」を感じたお気に入りのレコードです。

Sam Cooke/Live at the Harlem Square Club, 1963
この凄い一体感は、たぶん聴く側にも「気」を感じる力の高い人が多かったはず。1963年ハーレム・スクエア・クラブでこのライブを体感できた人は、マジで幸せ。Feel It!!

Bob Marley/Live!
「No Woman No Cry」に尽きる。泣ける。

こういう音楽を聴く時は細かい空気の振動が伝わるので、できるだけレコードで聴きます。
『レコードは傷に針を当てて歌うんだよ』



そして最後に
Sounds of the Universe ? Various Artists ? FAITH
キューバやハイチ、チベット、イスラエルやネパールの宗教的お祭りを現場録音したレコードです。この当時のこの場所にいた人達は「自然界の法則」をすごく理解してたんじゃないかな。「気」の大切さ、自然との付き合い方を。



       いつから僕らは、それを失ってしまったんだろう。

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